Bleubird
rapper/writer/performer
Profile
フロリダを拠点とするラッパー/ライター/パフォーマー、そして世界を巡る旅人。
その関わってきたプロジェクトはフォローすることが不可能なほど膨大にのぼる。
1980年代に南フロリダで生まれたブルーバードは、2 Live CrewとPublic Enemyに早くから憧れを抱いていたが、スケート、パンクロックにも傾倒していった。
1999年のライブデビューからその後何年もの間、Swamburger や DJ SPSらと共にフロリダの音楽シーンを盛り上げていく。
その後フロリダからモントリオール、ベルリンまで、ブルーバードは多くのコミュニティの中で暮らし、それぞれのコミュニティの一部となっていった。モントリオールでの滞在中、彼はSubtitleやMegasoidと共にTurboCrunkのパーティーをロックしていたし、また、Patrick Watson、Sevens Projectのメンバー、Norsola (God Speed you Black Emperor)、DJ P-Love、Stefan Schneider (Bell Orchestre)などのミュージシャンが参加するMoondata Labprojectsのセッションの常連でもあった。
2000年代中期にはオルタナティブヒップホップレーベル、Anticon のアーティスト達とのコラボレーションを経て、その結実となるソロアルバム”Sloppy Doctor”と”RIP USA”を残している。2008年にはUrbの “Next 100 “リストに掲載された。
彼の旅はカナダやヨーロッパ、さらにヨルダンやインドまでツアーで巡り、やがてベルリンに移住したブルーバードは、AtariTeenageRiotのエンジニアであるJayropeとのグループ「Prinzenallee」で様々なジャンルのサウンドが複雑に入り組んだ革新的な音楽性を持つ “Don’t Let Nerds Take Over Your Life” を発表した。
その後アメリカに戻った彼は改造キャンピングカーで北米中を駆けまわり、各地のアーティストとセッションするfreebirdプロジェクトを発表し、2年にもわたる旅を続けることになる。freebirdプロジェクト以外でも世界中でツアーを続けていたブルーバードは2008年に日本で後に盟友となる降神の志人と出会い「TriuneGods」を結成。
2010年代にTriuneGodsが発表した”Seven Days Six Nights”と”≠ Three Cornered World” という2つの作品は、世界の中でも特異な作家性を持った志人と、ブルーバードの音楽のキャリアをレーベルオーナーとして長年支えてきたEndemik MusicのScott Da Rosとの3人の共作で、英語と日本語における類を見ない卓越した世界観を表現してみせた。
freebirdプロジェクトでの旅は2012年に終わりを告げ、自身の故郷であるフロリダに拠点を移したブルーバードはCeschiの主催するレーベルFakeFourから”Canonball!!!”をリリース。
これまでの作品とは一線を画す、メロディアスなトラックに馴染ませるかのようにラップした楽曲群は彼の新しい成熟した側面をリスナーに提示した。
また2015年には同じくFakeFourから”LAUDERDALE”をリリースし、またしても”Cannonball!!!”とは打って変わった作風でアップビートな南部サウンドの上にレイドバックしたスタイルや、獰猛で野性的なラップを乗せている。
以前とある音楽評論家が彼をこう評した。
“彼は最もポジティブでありながらビターなMCの一人だ。ノーム・チョムスキーのように政治的で、2 Live Crewのようにダーティで、少女の日記のように感情的にもろい”。
彼は膨大なプロジェクトの数々を様々なスタイルで表現してきた。オーセンティックなhiphopに敬意を払いながら、軽々とその限界を突破する稀有なラッパーだ。
その表現力は私たちに様々な感情を抱かせる。長年の友人のように優しくそっと寄り添う時もあれば、時に哲学者の様に人生を説き、そして無垢なキッズの様にハングアウトさせてくれる。
フロリダに拠点を移して以来、彼はオープンマイクやパーティーを主催して様々な分野のクリエイティブなアーティストの集まる場を作ってきた。
その成果は”HurricaneParty”や”FatherFigures”などのプロジェクトが証明している。
ブルーバードのライブパフォーマンスはどんな場所でも強烈なエネルギーを与える。彼の考えるライブとは、ありきたりのパフォーマンスを提供することではない。
彼自身の人生経験とその高いプロ意識からインスピレーションを得て、あらゆるタイプのオーディエンスと心を通わせ楽しませている。
そして彼の旅は8∞へと続く
混乱、無感覚のこの時代に、8∞でのブルーバードの言葉はより勢いを増してあなたの耳に飛び込んで行くだろう。 反抗、正直さ、自己表現の旗を掲げて。
彼の音楽は誠実さを失うことなく流れに逆らって泳ごうとする人々へのサウンドトラックなのだから。
Bleubird discography CD/Vinyl/Tape
Solo Works
- Sloppy Doctor (CD, Album) 2003
- Sloppy Doctor (2xLP, Album,) 2004
- Sloppy Doctor Japnese Ver. (CD, Album,) 2005
- From Supercold To Superheat (CD, Album) 2005
- RIP U$A (The Bird Fleu) (CD, Album) 2007
- Rip U$A (CD, Album, Dig) 2007
- RIP U$A (The Bird Fleu) (2xLP, Album) 2007
- RIP U$A (The Bird Fleu) (Cass, Album) 2016
- Cannonball!!! (CD, Album) 2012
- Cannonball!!! (LP, Album,) 2013
- Domnei Des Amantes (7xFile, FLAC, Album) 2012
- Lauderdale (Cass, Album,) 2015
- Lauderdale (CD, Album,) 2015
- Lauderdale (LP, Album,) 2016
As “Les Swash Backling Napoleons” works
- Shiver Me Timbers / Skywriter (7″) 2003
- Fuck (CD, Album) 2010
- Les Swashbuckling Napoleons / James P. Honey – Smash The Compass Kill To Play / How To Build An Ark (7″) 2010
As “Prinzenallee” works
- Don’t let nerds take over your life (CD, Album) 2009
- Don’t Let Nerds Take Over Your Life (10″, Album) 2010
As “Triune God’s” works
- Seven Days Six Nights (CD, Album)2011
- ≠ Three Cornered World (CD, Album)2014
- ≠ Three cornered world (LP,Album) 2014
As “Father Figures” works
- Father Figures (Streaming) 2016
As “Hurricane Party” works
- Juice (Cass, Album) 2019
- Juice (CD, Album) 2019
- Juice (LP,) 2019
Singles & EPs
- Pilgrim Of St. Zotique (12″) 2006
- Rocket Mouth (12″) 2007
- Reindeer & Son Lux / Bleubird – In Static (Strange And Gentle Things) / Wild Street Fire (7″, Single, Ltd) 2009
- Oleander Wavy – Where I Been (7″, Ltd) 2019
Compilations
- Bleubird & TSHO* – Street Talk Part III – The Mixtape (14xFile, MP3, Comp) 2009
- Bleubird & TSHO* – Street Talk Part III – The Mixtape (Cass, Comp) 2009
Miscellaneous
- Street Talk 2 (7xFile, MP3) 2008
- Street Talk 2 (7xFile, MP3, 320) 2009
- CYP Not PYT (Acetate, 5″, Pic) 2008
- Street Talk 5 (5xFile, MP3) 2009
- Down Like Brothers (Lathe, 5″, Shape, S/Sided, Card, Ltd, Pic) 2013